社長を目指すには

社長として日々活躍されている人は大勢います。また、現在社長でない人でも「将来社長になって大きな夢をつかみたい!」と思っている人もいるでしょう。
しかし、社長となり事業を軌道に乗せ、会社経営を成功に導くためには、やはり向き不向きというものがあります。 

社長や経営者に向いている7つの特徴をご紹介します。

①自分の信念を貫き、無理に周りに合わせようとしない

自分の考えや信条を曲げずに、周りの意見に流されない人です。しかし、この特徴は悪く言えば「空気の読めない人」になってしまいます。日本の社会においては、空気を読んで行動することが非常に大事とされていますが、経営者になるにふさわしい人は、空気を読んではいけません。
ビジネスでは、他の人と同じことをしていては成功することができません。自分の信念を第一に考え、人と違った道を堂々と歩ける人こそ経営者としてふさわしいといえます。

②失敗しても落ち込まない

仕事は思い通りにいかないことがほとんどです。徹夜で努力してもその努力が必ず報われるという保証はなく、落ち込むこともしばしばです。しかし、経営者は落ち込む前に「どうやったらうまく行くのか違う方法を考えてみよう!」と常に前向きに取り組みます。
「落ち込んだり反省したりする時間はもったいない、考えるよりも行動する」ということの重要さを経営者は自ら実行します。

③自分に自信がある

経営者は企業のトップであるがゆえに、孤独でもあります。もちろん、経営者によっては「社員は家族」「みんなの会社」と考える人もいますが、実際は企業の最高責任者です。
仮に、経営が悪化したり企業の評価が落ちるようなことがあったとしても、それを他の役員や社員のせいにするような人は経営者とは言えません。何が起きても誰のせいにもせず、自分がその全ての責めを負うという強い意志と自信にあふれている人が経営者に求められる特徴といえます。

④効果的なアピールができる

以前は顧客の新規開拓をするのは会社側からの営業が主でしたが、近年はインターネットの普及により、顧客側から企業を見つけることも多くなりました。顧客がよりメリットのある取引先を見つけようとインターネットで調べた時に、自社の魅力を最大限にアピールできる力をもっている経営者に依頼したいと思うのは明らかです。
数多くある企業の中から、まず自社を発見して興味を持ってもらい、信頼関係を結んで長いお付き合いをしていける力を持っている経営者こそが勝ち残れます。

⑤世の中の流れに常にアンテナをたてている

経営者になるためには、世の中の流れを的確につかむ能力も必要です。今の時代に、「何が」「どのように」「どの位」求められているのかを敏感にキャッチすることができれば、経営もうまく軌道にのっていくでしょう。
また、世の中の需要が見える能力がある人は、社員の需要(社員がどのようなことを望んでいるのか)にも気づくことができるので、良い労働環境を作り出すこともできます。

⑥ここぞという大一番で投資ができる

企業を成長させるために必要なものの一つに、「人」と「設備」への投資があります。投資は成長に必要ではあっても、使い方次第では大きなリスクを背負うことにもなります。しかし、企業を経営する以上、現状維持で満足する経営者はいないと思います。
少しでもより大きな企業にするために、日々様々な戦略を練っていることでしょう。経営者には、節約できるところは節約し、ここぞという時に人や設備への投資を惜しみなく実行できる決断力が求められます。

⑦苦しい状況でも明るい雰囲気に変えられる

企業経営において、どうしても苦しい時期というものがあり、そういう時期は企業全体の雰囲気もよどみ、気分が沈んでしまいがちです。しかし、真の経営者であれば、そのような雰囲気の中で一緒に暗く落ち込むのではなく、社員に意識的に明るく接したり希望や勇気が持てるような声掛けなどをしたりして、社員のやる気を奮い立たせます。

経営者に向いている人とは、自分の信念を強く持ち、周りの意見に流されず、世の中の流れに敏感で、アピール能力に優れた前向きな人ということができます。
 
また、著名な経営者の名言からも分かるように、企業の全責任を負うことの重大さが分かっていること、チャレンジ精神が旺盛なこと、先を見据えた経営が出来ることなども求められます。

「経営者になりたい!」という方は、まず高い志を持って、自分の理想とする経営者像を思い描き、その理想に近づけるように一つずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?