ビットコイン

紙幣などの実物がないピュアな「情報(データ)」であるビットコイン(BTC)の取引は「ブロックチェーン」という技術によって管理されます。「ブロックチェーン」は世界各地に散らばる「ノード」によって取引履歴を記録する台帳が分散管理されていることから、分散型台帳技術と呼ばれるようになりました。この方式を採用することで、悪意のあるユーザーによる過去の取引履歴の改ざんが困難になっています。

ビットコインの主な特徴

1.発行主体がなく、特定の国家や銀行に依存しない。
2.世界中のどこでもだれとでも迅速に直接取引可能。
3.取引の管理者がいない。ビットコイン利用者で取引を監視する仕組みがある。
4.中央に管理者がいないため、銀行を通じた海外送金に比べて手数料が安い。
5.ビットコインの発行量の上限はあらかじめ決まっており、発行のタイミングも開示されている。
6.価格が変動する(需給によって引き起こされ、値動きが激しい)。
7.取引所・交換所を通じて円やドルといった通貨に換金ができる。


ビットコインのメリットは1,000円以下の少額から購入できる、分散投資の対象となる、24時間365日取引が可能 などがあります。
デメリットは値動きが比較的激しくハイリスク・ハイリターンなため価格変動から大きく利益を得られる反面値下がりの際には損失が大きくなってしまう可能性があります。

ビットコイン(BTC)は改ざんが困難なブロックチェーン上に台帳が記録されるデジタルのお金としての価値が認められ始めており、その台帳の正当性をだれでもオンライン上で確認することができることから、信用を必要としない新たな金融システムとしての将来性を秘めています。

従来の金融システムではお金を銀行などの金融機関に預ける際、利用者は相手を信用する必要があり不正を外部から見抜きにくいという点をビットコインは改善することができると期待されています。

さらにビットコインはインターネットが発展したようにネットワーク上に様々なアプリケーションが走ることによって多様なサービスが構築されると予想されており、将来性は無限に広がっています。
ビットコインブロックチェーン以外と連携するアプリなども開発されており、時間の経過と共にお金としてのユーザービリティが進化する点にも注目です。