スモールビジネス

今、スモールビジネスを起業する人が増えています。スモールビジネスには、オンラインやコンサルタントのサービスなど、様々なものがあります。また、スタートアップなどスモールビジネスと似ているようで違うビジネスもあります。

スモールビジネスとは、言葉のとおり、小規模のビジネスのことです。個人の裁量で仕事をすることが多く、個人事業主フリーランス、小規模事業者などが含まれます。会社から独立し、自分ひとりで仕事をしているケースなどもスモールビジネスになります。

スモールビジネスのメリットには、次のようなものがあります。

・少額の資金で起業できる
・自分の力で事業を成長させられる
・自由な働き方ができる

スモールビジネスは、起業するのに大きな資金は必要ありません。そのため、起業しやすいメリットがあります。また、個人の力が事業に影響を及ぼすため、経営者の力次第で、ビジネスを広げることができます。また、フリーランスであれば、場所や時間を選ばず仕事をすることも可能です。

スモールビジネスのデメリットには、次のようなものがあります。

・収入が安定していない
・第三者の信用が低いこともある

スモールビジネスでは、会社員のように、毎月安定した収入があるとは限りません。特に、起業当初は仕事がないこともあります。
また、規模の大きな企業と比べると、銀行などの金融機関や取引先などの第三者の信用が低いこともあり、融資が受けられなかったり、受けられる融資の金額が低い、あるいは取引を断られたりすることがあるといったデメリットがあります。


スモールビジネスの成功例

①グリー株式会社
グリー株式会社はインターネットサービスのGREEの運営や広告、投資、SNS事業など、様々な分野で有名な企業です。
グリーは創業者の田中良和氏がSNSGREEを開発したことで始まりました。GREEの開発は当時勤めていた楽天株式会社の従業員として働きながら、勤務時間外に行っていました。
また、サービス公開直後も副業での運営を行っており、規模の拡大によって手が回らなくなった段階で起業という選択を取った形です。
このように、実際に独立するのはサービスが軌道に乗ってからでも十分です。既にサービスが成功しているため起業の失敗率を抑えられ、独立後も収入が途絶えない例と言えるでしょう。

②株式会社みさきホールディングス
株式会社みさきホールディングスとは通販支援や経営者のベンチャー支援を行っている企業です。
ファビウス株式会社の創業者である「三崎優太」氏のビジネスは、アフィリエイト広告から始まりました。高校時代に始めたアフィリエイトで月収約400万円を得て、高校卒業後に「株式会社メディアハーツ」の起業に踏み切りました。
起業後は健康食品や美容製品の企画・開発や、健康ECブランドの運営など、事業の多角化を進め、2020年に株式会社みさきホールディングスを立ち上げました。
このようにスモールビジネスから始めて、軌道に乗ったら多角化や法人化を行う選択肢がおすすめです。スモールビジネスから始めても将来的に大規模な事業まで育てられる例と言えるでしょう。


起業時にスモールビジネスを選択すれば、小さな資金でリスクを最小限に抑えて経営が可能です。また、時間や場所に囚われない働き方ができ、スキルアップもしやすいです。
「リスクが怖くて起業に踏み切れない」「ニッチな好きなことで勝負したい」といった方にもピッタリの起業形態であるため、ぜひ選択の1つとしてみてください。